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2008/10/16(木)
荒野へ
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一昨日「INTO THE WILD」という映画を観た。
エリート家庭に生まれ、他人が羨むであろう眩いばかりの人生を約束された青年・クリス。
クリスは大学卒業と同時に全てを捨てて旅に出る。
最果ての地・アラスカを目指し。
そして孤独を求め。
行く先々で様々な人と出会い、出会った人々に温もりと傷を残しながらクリスはひたすらアラスカへ向かう。
そして辿り着いたアラスカの地。
荒野に放置されたバスの中でクリスは息絶える。
最期の瞬間にクリスが知ったことは何だったのか。
孤独を求めた男が最期に記した言葉
「幸福が現実となるのは
それを誰かと分かち合った時だ」
純粋に「最後に気づくことができてよかったな、クリス」と思った。
「一生一人でいてやるよ」
「感情なんていらないし邪魔なだけ」
なんて思ってた頃があった、俺。
クリスに比べたらスケールの小さな反抗なんだが。
だけど今は誰かと共存したい。
俺には守るべきもの・守るべき人がいる。
「自分一人で生きてやる」なんてもんは強さでも何でもなかったんだ。
「守るものができると人は強くなる」って言った人もいたな…誰が言ったか忘れたけど。
根拠はわからないけど、俺も今じゃそう思うし、信じられる様になった。
「守りたい」って思う人や物事は、自分に力を与えてくれる尊い存在だもの。
一般的な感想とはだいぶズレてるかもしれないけど
隣で寝ている最愛の人の寝顔がより一層愛おしくなり、大事にしなきゃいけねぇなとも思う…そんな映画。
好きな映画だよ。
今観て良かった。
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