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2015/04/29(水)
日本人として落ち着く場所
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瀬谷祐介ライブがあり、山の田園風景が広がる猿供養寺へ。 ライブ後の宴会が何とも言えなくよかった。
「宴会付き」という御触書だったが、まさか本当の宴会が繰り広げられるとは思いもしなかった。
ライブが終わると、土地の山菜料理や、刺身、冷やし中華まで大きなテーブルに並べられた。
まるで田舎の親戚のお盆にでも呼ばれたかのよう。 テーブルをかこむ面々は知らない者同士だ。 でも、たった今同じ歌を楽しんで聞き終えたばかりという共通項がある。 宴会が盛り上がるにはそれだけで十分だった。
大きな座卓。 土地の物の素朴なご馳走。 裸電球。 大きな梁のもとに集う。 神棚に見守られている。 土地を歌う素敵な音楽。
それだけで、妙に落ち着くのだ。 日本人、同じ場に座すれば輪が生まれる。
縁側の外にはまだ裸の田んぼ。 遊ぶ子供達。 夕方になれば蛙の鳴き声。 澄んだ空気が家の中に流れてくる。
のどかで穏やかな時間がとても気持ちいい。
昭和の日にとても似合う宴会に参加できたことがとても嬉しかった。
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