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2009/12/01(火)
をとどのついたち
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上越では12月1日を「をとどのついたち」と呼び、 餅を食べる風習がある。
これは水難を免れると言う縁起担ぎもあるらしい。
上杉謙信がこの縁起にちなんで、 川中島へ向かい千曲川を渡る時に、兵卒に餅を食べさせたことからこの餅を「川渡餅」・・かわたりもちとよぶ。
上越では暮れ近くなるとこの川渡餅の注文が始まる。 たとえ自分では食べなくても、親しい方への挨拶とお礼も兼ねて、差し上げることも多い。
私も行きつけの喫茶店へ川渡餅をお届けに。 マスターがその場にいた方達に振る舞ってくれた。
この土地に来る前は、そんな風習は知らなかったが、 こちらに来てからは毎年注文する。
風習の影が薄くなっている昨今、土地の風習を守るのはとても大事だと思っている。 たとえそれが無駄でも良いのだ。 先祖達が考えた風習を守るのが大事だと思う。
それが繋がっていくということ。 命が受け継がれていくということ。
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