|
2008/11/29(土)
白鳥の歌が聞きたい
|
|
|
夕暮れ間近、慌てて車を走らせる。
白鳥がねぐらに帰ってくるところを見るために・・・ シベリアからの長い旅の歌を聞くために・・・
日が沈みきる前の30分、 暗くなり始めた空の向こうに白鳥の群れが見え始める。 三角に、一直線に、それぞれの群れに決まりがあるようだ。
あたりはトワイライト。 夕陽の名残を背負いながら、白鳥はねぐらに帰ってくる。
着水すると、お互いを呼び合うかのようにクワックワッと鳴き始める。
そばにいる私にも、その言葉を聞かせて。 長い道のりの話を私にも聞かせて。 空を飛べない私に、見てきたことの話を聞かせて。
今夜は雨・・ その長い首を背に埋もれさせ、白鳥たちは眠っているのだろう。
雨の夜は気をつけて…
|
|
|
|