明日も元気に笑おうね
NSPを想うmimiの個人的日記
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2006/02/28(火) 嬉しい言葉
勤め先の会社で、私をバックアップしてくれる初老のおじさまYさん。この方の働きがあるこそ、私も思うように仕事ができるのだ。

今日の休憩時間珍しく大福が配られた。こんな事は滅多にない事だ・・頂き物らしい。
Yさんと私は打ち合わせをしながら同じテーブルで休憩を取っていたが、私たちのテーブルに大福が回ってきたのは一番最後になった。
おや?一つ足りない。
短い休憩時間、ゆっくりと大福を味わう暇もないので足りないところで騒ぐほどの事もない。
「年功序列で、Yさんどうぞ召し上がって下さい。」と、私が言うと、
「いやいや、ミカコさんどうぞ。女性なんだから・・」
Yさんが私の前に大福を差し出してくれた。
その瞬間Yさんがとても素敵な方に見えた。
なんと心躍る言葉、「女性なんだから・・」レディーファーストというのかな?
この会社にこんなしゃれた事が言える人がいたとは思いもよらなかった。私とした事が、毎日付き合っているのに気がつかなかったとは。
これからもよろしくお願いしますねYさん。

女を美しくさせるのは、ほんの一言でいい。
褒め言葉は笑顔をもたらしいい気持ちにさせてくれるが、内面の美を引き出すのは、何気ない一言。心を読み琴線に触れる一言だけでいいのだ。
褒める必要はない、ただ寄り添っていると分かる一言で女は美しくなれる…

2006/02/27(月) 特別に変わる時
今までに何十回も通った道。
そんな道がある日を境にやけに新鮮で、心躍る風景に変わる時がある。

朝も夜も、晴れの日も雨の日も雪の日も何回も通った事がある海際の道。
海に美しく沈む夕陽も、その碧の豊かなグラデーションも、荒らしの荒れ狂う波しぶきもその海で見たことがある。その道を通りながら・・
空の青さがその海にどんなに映えるか、よく知っている。
それほど私の中で標準化され熟知している道。

それなのに目を閉じ深呼吸一つするだけで、特別な道に変わる。
その風景が愛おしくて、アクセルを緩めてみる。
小雨混じりの重い空の下、少し濡れた道路が空と海を交差させる。
思いでのなせる技…
車を止め、その空気を思いっきり味わってみる。
やはり何かが違うよう・・

♪打ち寄せる波の音が思い出を運んでくる
  出会うために生まれてきたと 呟く君が揺れる♪


ボサノバのリズムに身をまかせるのは、とても心地よい…

2006/02/26(日) キャンドルロード
キャンドルロード・・雪を楽しむ幻想の道。
二日間だけだが上越の安塚につくられた。

雪壁に開けられた小さな空間にろうそくが灯される。それが道標のように続き人々を案内している。
どこまで案内しているのか・・雪の先に見たいものまで。それぞれの想いまで。

畑も今はまだ雪に覆われそこに灯籠が作られる。
一つ一つの灯籠が逝った人達の魂をいざなうよう・・

クリスマスではないがNSPのキャンドルライトが心をよぎる。

♪何も恐れず無邪気な気持ちで 
  愛してあげればよかった
  何も恐れず心のままに
  包んであげればよかった
  あのころの君を♪


ろうそくの揺らめきは切なさをつのらせ、後戻りしたくなる。
揺らめきを頼りに、雪壁に沿って歩かなければ…
キャンドルライトの道標を見失わないように歩かなければ…

2006/02/25(土) 血液型
某所で血液型の話をしたので、もう少し語りたくなった。

私は何を隠そうAB型である。(隠す必要もないが)
二面性を持つと言われているが、本当にそうだと自分でも思う。
二面性?三面性?いや、もっとか?
各場面で顔を使い分けていると言えば、分かりやすいかもしれない。
私の一つの顔しか知らなかった人は、さぞかしビックリすることであろう。
だから私はOPENをモットーにしている。
OPENと言えば聞こえはいいが、詰まるところ「私を見て」「私を分かって」と甘えているのだ。

私の一面の顔しか知らない人・・それは一番身近な、生活を共にしている人達かもしれない。と、ふと思う。

私の周りはAB型とB型が圧倒的に多い。
家族、親戚、友人、ほとんどと言っても過言ではない。
類は友を呼ぶAB型。さっぱりした分かりやすい性格の人が多いB型。

だから…違う血液型の人に逢うとついていきたくなってしまう。
逆かな?
ついていきたくなる人が、違う血液型だったと言う事でしょう…
AB型とB型にはない安らぎを与えてくれるO型。寄り添うと安堵感に溢れている。何を言っても許してくれそう…
A型の静かな冷静さも心を静めてくれる。ちょっと神経質がたまにきず?

血液型で人を分類できないが、少ない経験から見ると頷く事が多いので結構当てにしている。

♪一つが足りなくて 不幸せになっていく♪
違う血液型同士、足りないものを補い合えれば幸せが見えてくるのだろうか?
私はもらうばかりで…
あなたに何かあげられるものがありますか?

2006/02/24(金) 今夜・・べすぱさん
あれやこれやで時間が無くなってしまった。

一言だけ・・

Tiga、tomoさんから教えて頂いた曲。
「べすぱ」というグループの「今夜」・・

♪恋の始まりと終わりは タイミングでしょう〜
口笛でも吹きながらやっていきましょう♪

重い想いもいいけれど、軽い想いも春っぽくていいね。
結構ずしっとくる歌詞を軽く歌っちゃうべすぱさん。
またもや探りを入れたいグループをみつけた!
でも、tomoさんの「雪景色」はやっぱりいいね。
春になっても聴いていよう…

2006/02/23(木) あの日の自分
今日の海の画像、昨日と同じ場所。日本海である。

日本海を知らなかった若い頃、よく鎌倉の海に行った。
さださんの「縁切り寺」の逆コースをたどり、最後には鎌倉の海。
何回も同じコースを歩いた。
太平洋の海はいつもおおらかに迎え入れてくれた。

若い頃の私は何かにつけ激しかった。
そんな自分をコントロールするのが下手で、付き合っていた人は苦労したと思う。
振り回したと思う。
一生懸命激しさをなだめてくれようとしたけれど、なかなか私は収まらなかったよね。
今から思えば申し訳なさでいっぱいになる。
ごめんね… 疲れさせて…

こんな事を今更思い出すのも滑稽のような気がするが、今まさにあのころと同じ気分の自分がいる。
第2の青春と感じている。
それもこれもNSPの曲が、天野さんの声が、一度閉まった扉を開放させたからなのだろうか…
またもや激しい自分に出会えるとは…
同じ過ちは繰り返すまい。と、心に誓う。

♪雪どけ水はつめたくて 君の熱い心を冷やしたのか 水の流れの激しさが 君の激しさを のみこんだのか♪

春近いと言えど、海はまだまだ冷たい。
激しさを冷やすにはちょうどいいようだ…

2006/02/22(水) 凪いだ海
♪海に沈んだ 貝殻達は 永遠に穏やかな 眠りについた
涙は美しすぎる 無言の凶器でも 僕の中でいつまでも 生き続けている♪


「海に寄せて」を聞きながら海にたたずんでいた。
凪いだ海はとても静かで優しく、春の気配が感じられる。
優しい気持ちと優しい思いで抱きしめて波打ち際を歩く。

こんな日の海は地平線を見つめるより砂浜をとぼとぼ歩き、ちゅるちゅると寄せ来る波を見ているのがいい。
すてきな思い出がさざ波に見え隠れする。
「ありがとう」の一言を添えて瓶に手紙をたたんで入れる。
あの日へ行き着く事を願いながら、よせ返す波の中へ流す。

2006/02/21(火) 陽の光
陽の光の強さ、春の気配に誘われてうろつきたくなる。
先日掲示板にアップされた「はさ木」の場所に行ってみた。
広々した田んぼ一面に夕陽を浴びて雪が光り輝いていた。
こうして少しずつ雪が溶け、やがて緑の田が広がり、はさ木に稲が架かる時が来る。そしてまた雪。
自然の変化を肌で感じられるこの場所、そう、この場所に身をおける喜びを大切にしよう。

♪まだ眠たそうな雪が そろそろ起き出した〜♪
桜草が咲くのもそう遠い事ではないはず・・


ここ数日、タイトルマークのウサギアイコンがさえないのに今更気が付いた。
自分のふがいなさに腹が立つ。
雪のせい、雨のせいという事にしておこうか。
考えてもどうにもならない事は、♪明日の風にまかせよう〜♪
そう簡単にいけばいいのだが、いかないのが人の心。
明るく口笛でも吹いてみましょうかね…
春はほんとにもうすぐなのだから…
明日元気に笑おうね。
そのためにもしっかりと立つ。

2006/02/20(月) Rain
昼からの冷たい雨に「Rain」が心の中で流れ続けた。

♪流れる頬の雨が 煙草の火を消したね ほんとにあの雨は涙じゃなかったの
愛の心 硝子の心 壊れやすい心♪


どちらを勝ちにしたら、どちらを負けにしたら…答えが出てくるのだろうか?
何を善とし、何を悪とすれば答えが見つかるのだろうか?

林の中を彷徨う楽しみ…
出口への道は知っているけれど、知らないふりをして彷徨う。
鳥のさえずり、木の葉の感触、樹の息づかい・・
全てが愛おしく、心地よく、私をいつまでも彷徨わせる。
かくれんぼ 鬼は誰?
気づくと雨…
私の心は硝子でもなければ、壊れやすくもないが、
雨に濡れた心が冷たくて・・
それでも林の中を彷徨い続けたくて・・
太陽が顔を出し、木の葉の間から木漏れ日が差すまで、
それまでもう少し林の中を彷徨う…

2006/02/19(日) 問われた分岐
何事にも訪れる分岐点。
一生懸命に一つの事に向かって上っていくと、次に訪れるのは下り坂。
下りきる前に自分に問わなければいけないのだ。
再び上るべきか、遅れを覚悟で足踏みして疲れを癒すべきか、少しずつ下って行くのか。
いずれにしても自分で選ばなければいけない道。未知か?

全ての物事のロジック〜論理〜
自分の足跡も見つめ返す。

「普通の人になるか?上を目指すのか?」
この言葉を彼らはどのように聞き、どのような答えを出すのか・・


一泊家を離れたため、思考回路が自由にあちこちに飛んだ。

解放された心が夜景の空間に漂う。
そこに見えるもの… 手の誘い。私を招きよせる。
朝の喧噪の中に身を置くと見えるもの…
逃げる事の許されない、揺るがない現実。

そんな事に想いを馳せているうちに、
夜景の輝きも消え、喧噪すら聞こえなくなってしまった…
 
そして今また、自分だけを見つめている愚かさに気が付く。

お知らせ
先日日記に載せた「雪景色」。
Tigaのtomoさんのブログで曲聴けます… ♪ララ 逢いたくて 逢えなくて♪
ブルースハープがすてきね。
リンクに貼ってあるので、よかったらサ〜フィンしてね。

2006/02/18(土) フロントガラス
本日、剣道の試合、群馬「如月大会」に向けて一泊で出かけるため、早々と日記に向かっている。

夜書く日記と、昼書く日記とでは多少気持ちの軽さが違うようだ。

買い物に出かけるため車に乗り込んだら、フロントガラスが気になった。
海の潮がこびりついているよう…
新潟市にいた時はいつもこのようだったと思い出す。
もう少しこのままにしておこうと、フロントガラスを見つめる。
海の潮と涙は同じぐらいしょっぱい。

♪青春なんて文字が 心の隅をつつく 傷口をまたつつく♪

青春は青い涙の味かも知れないが、第二の青春はやはりしょっぱい涙の味がする。

2006/02/17(金) 海辺に語りて・・・語りて
頭の中に3つの部屋がある。
常識に司られたまっとうな部屋。狂いがなく、理路整然としている。
自分の心のままの自由な部屋。解放しすぎなければそれなりに楽しい。
思考を無視した生物的直感の部屋。
この3つ…

常識と裏腹の自由な想い。この二つを巡らせているうちはなかなか楽しく、自分の手の中で転がすゆとりがある。
やっかいなのは「生物的直感」。
これが顔を出し始めると手に余る。
何者も無視して、全身を埋め尽くす。
古代からの営みの声が囁き、人間として女としてのあり方を容赦なく問うてくる。
問われたところで今の私に何ができる?
何もできない。
耳を塞いで聞こえないふりをするだけだ。


海辺で砕ける波を見ていると心の中で鳴り響く…「海辺に語りて」

♪離れたくないのなら 思い直そうか
それとも このままで 時をやり過ごそうか♪


分かり切っている言葉にたどり着く道を探す…

2006/02/16(木) ごめんね
今、言葉という内容で日記を書き始めたのですが…

ごめんね

本日書くのやめます。

今切なくなる曲聴いてしまったから…

言わなくていい事言ってしまいそうだから
やめておきます。

「夜のブランコ」
♪愛なんて言葉忘れて〜♪そういえたら…

2006/02/15(水) 霧の中
静かな雨のおかげで気温も上がり、雪に覆われた田んぼからは霧が発生する。
前を走る車もなく、濃い霧の中につっこんでいく期待感。
走り慣れた道なのか、未知の場所なのか何も分からず闇雲に車を走らせてみる。

先が見えないと不安?
いいえ、先が見えないからもっと行きたくなってしまう。
濃い霧に包まれていたら、誰にも見つからないように隠れていられる…
誰にも気づかれずどこまでも歩いて行かれる…
手探りで進む道。
道があるのかどうかも分からないが進まずにいられない。
霧が晴れた時何が見えるのか?分からないけど…

♪みつからないように そっとぬけだして ぼくのところへ おいで
今夜は君のために 扉を少し 開けておくから♪


いつでも濃い霧の中に居られるのなら、何の心配もいらないのに…
濃い霧に安堵を見つける。

2006/02/14(火) バレンタインデーに逝った友
昨年2月14日。バレンタインデーの日に親友は空へ昇っていった。
病名が分かってから、4ヶ月で足早に逝ってしまった。
亡くなる半月前に握手した手は力強く握り返してくれたのに…

今日は彼女に語りかけたい。
 
Mさん、知り合ってから13年間。一緒に過ごしたね。
一緒に仕事をしたのは、6年間だっけ?
ハンダの煙の向こうに不器用なあなたの笑顔が浮かびます。

よく一緒に遊んだよね。
子供が小さい時は子連れで、プールや遊園地。
子供が学校へ行くようになってからは映画やカラオケ、ドライブ、食事、飲み会。あなたの運転は恐かったよ(笑)
映画と言えば、「マディソン郡の橋」3回も見たよね。
しかも仕事さぼってさ…
二人でメリル・ストリープとクリント・イーストウッドに憧れたね。
あの映画館、なくなっちゃったけど、あなたとの思い出の場所は私の中にある。
今ね、あなたに一番聴いてもらいたい事があるのよ。
今の私を見たらMさん、なんて言うだろか?
そのことが一番話したいのに、あなたはもう応えてくれないのだもの… 寂しいじゃないの。
ここにいたら「聞いてやるよ!話せばいいっさ!」と言ってくれるだろうに…

あなたは家族の事では苦労したね。
実家も今の家でも。
あなたは明るく振る舞うけど、ものすごいストレスで押し潰されそうになっていたのを私は知っているよ。
いつもそばで見ていたのだもの。
あなたが見かけよりずっと繊細で傷つきやすいっていう事、知っている。
全てが丸く収まりかけてこれからという時、Mさん気が抜けちゃったのかなぁ。何も自分自身がストレスにならなくったっていいのに…。

お父さんと娘2人。残すのはとても心配だったよね。
私が引っ越さなければずっと面倒見てあげられたのに…
私になら安心して任すでしょ?
お父さん痩せたよ。ちょうど良くなったと言うべきかな?
大食いのあなたに付き合わなくても良くなったから?たぶんね。

やせの大食いとはよくいったものだ。あなたのことよ。

京都巡りの約束、どうする?
あなたの影と一緒に行くのもいいかもね。
携帯の待ち受けのあなたに聞いているのに、あなたは微笑んでるだけなのだもの…

空の上で寝酒飲んでる?
あなたの好きなウィスキーはそこにあるのかな?
片づけ下手のあなたは、きっとそこいら中散らかしているんだろうね。私が行った時には片づけてあげるね。

いつの日か私もそこに行くから、そしたらまた一緒に遊ぼうね。
でも、あなたは50才のまま、私はおばあちゃんかもしれないね。それもいいか。
そんな図、想像すると楽しくならない?
それまで忘れないでいてね。私も忘れないから…

2006/02/13(月) 樹の温もり
本日高田晴天なり。
昼の抜けるような青空。
夕方の茜色に染まった雪山。
夜の輝く星、光る月。
雪が続いたここも、そこはかとなく春の兆しが見えてきたようだ。

雪が溶け始めるのは、樹の周りからだ。
息づく樹の温もりが雪に伝わると、凍りついた雪も溶け始める。
少しずつ地面が顔を出し始めれば、本格的春の到来となる。

何かのきっかけで、私の手はよく氷のように冷たくなる。
樹を抱けば、この手にも温もりが伝わるだろうか?
雪を溶かすその力で、私の手にも温もりを伝えて欲しい…
温かな樹、とても恋しい。
手に血の巡りが戻るのはもうすぐか?
♪春はすぐそこ♪と、じっと待つ…

今日はバレンタインデーイブ。
巷の店先ではチョコレートオンパレードだ。
私はもう何年もチョコレートなぞ送った事がない。
もっぱらおこぼれに預かり、チョコを食べている側だ。
今年もいつものようにチョコレートは誰にも送るつもりはない。
チョコレートに乗せて届けたい心。
瓶に詰めて海へ流そう。
いつの日にか潮騒と共に何処かの浜辺に打ち上げられるかもしれない…

2006/02/12(日) 祖母が守った雛人形
今日は雛人形を飾った。
我が家は三代分の雛人形を飾る。
私の母の段飾り。娘の親王飾り。私の立ち雛。
母は健在で元気すぎるくらい元気だが、飾るのがおっくうになったと言い、生き形見として3年前から我が家に来ている。

母の段飾りのお雛様。
これは戦時中、祖母が人間より先に疎開させた人形である。
父親が若い時になくなっているので、母子家庭だった母の家庭。
祖母が父親の形見として子供に残したかった物、それが雛人形。東京の世田谷に住んでいたため、戦火を恐れた祖母は、
「その時が来たら、人形は持って逃げられない…」
と、なんと誰よりも先に宮城県へ疎開させたのだ。
我が祖母ながら、なかなかやるなと思う。
疎開先でも、いつ戦火で焼かれるかもしれないと、子供のままごと遊びに使わせたらしいが、今だ何も無くならずそろっている。
祖母の心意気を見るようだ。
昭和初期の雛人形は現代のように華やかさはないが、きめ細かな職人の仕事に目を見張る物がある。
古めかしくはあるが、祖母と母が守ってきたこのお雛様、私もいつまでも大事に受け継いでいきたいものだ。

戦時中の女性の様子を語ってくれた祖母は、私が15才の時に亡くなった。もうだいぶ前だが、今でも祖母の声はハッキリ覚えている。


二人並んで微笑むお雛様…
変わる事のない穏やかな微笑みが今年はやけに眩しい…

2006/02/11(土) メル友
今日可愛いらしいメル友ができた。
9才の女の子、Mちゃん。
あまりの可愛いらしさに、mimiおばさんは目尻が下がったままでした。
パーティーに誘ってくれたり、ご馳走の写真、たどたどしい文、どれもあまりに可愛い。

近頃は巷にうろつく変質者のおかげで、むやみに知らない子には声をかけられない。白い目で見られてしまう。
我が家は小さい子がいなくなってしまったため、子供好きの私は小さい子とのスキンシップに飢えているのだ。
下の息子だけはいつまでも小さいままでいて欲しいと思ったが、
背は私よりも高く、靴はやたらでかい。Gパンも洗濯したあと干すのが大変なほど長い。
これは親として喜ばなくてはいけないのだが、寂しくもある。

Mちゃん、これから、可愛いらしくすてきな女の子に育ってね。
お父さんが心配でそばを離れられないような魅力的な子になって下さいね。
またお父さんと、お母さんのお許しがあったらmimiおばさんにメール下さい。

そしてもう一通の予期していなかったメール。
すてきな言葉がいっぱいで、体が心が沸き上がる。
期待していない時に舞い込んでくるものほど嬉しいものはない。

今夜、2通の嬉しいメールのおかげで何の迷いもない。
穏やかな幸せ。いい夜だ。
人を喜ばせるのは物ではない、気持ちの乗った言葉だと実感する。

昨夜から始まった「トリノ、冬季オリンピック」
イタリアと日本。ライブで見ようと思うと、次の日が心配になる。
しょうがないのでダイジェスト版を見るが、結果の分かっているダイジェストは結局見る気にならないし、おもしろくない。
スポーツも歌も芝居もやっぱり時間を共有するライブが最高だ。

2006/02/10(金) 大河の一滴・・五木寛之さん
「人はみな 大河の一滴」by五木寛之さん。
この言葉に魅せられて、同名の映画「大河の一滴」を何回も観ている。
トランペッター、セルゲイ・ナカリャコフの吹く主題のメロディーがこの上なく切ない…

一葉の上の雫、土の上に落ち、地下水へと…
地下水から沸き上がる川の源流…
源流は次第に大きな川へと様を変え、海へ注がれる。
海水は蒸気と化し、また地上に落ちてくる…

これが生命の原理ならば、あなたも私も大河の一滴…
皆母なる海へ還るのだ。
だから海が恋しくなるのか?
心に焼き付く海の碧さ。いずれの日にか、皆そこへたどり着く安堵感。
その時には現世のしがらみも何もかも捨てていたいものだ。

何も期待しない…
本当に期待しないでいると、周りの人がくれる少しの優しさに感謝の気持ちが沸き上がる。
あなたの何気ない一言は、慈雨のように心に降り注ぐ。
この気持ちこそ真の宝。
この気持ちを抱き続け川の流れに身を任せたい。
そして海へ…
できる事ならあの日見た海へ…

今この日記を深夜に書いている。
深夜に書く文は次の日見返すと、想いの凝縮にビックリする事がある。
まあそれもいいだろう…

「逢いたくて 逢えなくて」と書いたその日、この日記の何処かにウサギが跳ねていたらしい。
その足跡を今度探してみよう。

今日もその微笑みを抱き、ブナの林の夢を見よう。
温かい気持ちを抱いてブナ林に溶け込む…

2006/02/09(木) 父の命日に思う
2月9日、昨年のこの日父は西方へ旅立った。享年72才。

静かで、真面目で、頑固だった。

亡くなる半日前ぐらいに付き添っていた私に、父は息絶え絶えに言った。
「もう、十分だ… 機械はずせ…」と。
望みを叶えてあげたかったけど、現代医療の悔しい事。
病院から返ってきた言葉は「機械をはずすと言う事は、退院されるという事ですか?」・・目が点になった。今命が尽きようとしている人間に退院というのだ。
だから、せめて聞いてあげたかった。命の灯火を覚悟した父に。
「葬式、どんな風にやりたい?何宗でやりたい?」・・
あえぎの息の中から、父はハッキリと答えてくれた。
人が聞いたらさぞかし驚く事であろう。
でも、娘だから分かってあげられる父の気持ち。
きっと穏やかになってくれたと思う…
その後はもう会話できなかったね。

父は昔気質の靴職人だった。
朝は5時から仕事。夜は10時過ぎまで仕事。
休みはそれこそ盆、暮れ、正月だけだった。
でも、家で仕事をしていたので帰ると必ず仕事場へ行っていた私。
父の仕事を見ているのが好きだった。
何十本もの釘を口にくわえ、手早に金槌で打ち付けていく。
真似しては怒られたっけ…
節くれ立った、血管の浮き上がった父の手も好きだった。
亡くなる時、握った父の手が若い頃と変わらなかったのが嬉しかった…姿は痩せて半分になっちゃったのに、手は変わっていなかったね…

夏みかんの実は食べやすいように出してくれた…
甘栗は渋皮も取って食べるだけに…
魚は骨をのぞいてくれた…
一緒に遊んだり、学校に来てくれた事は一度もなかったけど、いつでも愛されていると実感していた。
家の家電修理は全部父がした。
それを見ていたおかげで、私も家電の修理はお手の物だ。
ふすまや障子張り、ペンキ塗りも父の仕事を見ていたおかげで私も得意。
特に楽しげな会話もしなかったが、いつでも父の仕事を見ていた…

そんな父も、孫ができてからはうってかわったように遊園地、デパートなどに出かけたっけ…

60才の時脳梗塞で倒れてから、思うように仕事ができなくて悔しかったであろう。肝心要の手に障害が残ったのだ。
リハビリのため散歩など薦めても、
「用もないのに外なぞ歩いていられない!」
と頑固にリハビリはしなかったね。私は匙を投げてしまった。

亡くなり家に連れて帰ってきてから、父の顔はだんだん仏の顔に変わっていった。
安らかに旅立ったのだろうと思うと悲しくはなかった。
葬儀中も涙の一つもこぼさない私に、参列して下さった方は「無理しないで」と声をかけて下さったが、本当に悲しくはなかったのだ。
父が人生に満足して逝ってくれたと思うと安らぎの安堵の方が大きい。

人は誰もがいつか空へ旅立つ。
私もその時が来たら、人生に満足してこの世への想いを浄化して旅立てるよう、今を生きていきたいと思う。

最後の最後まで父に教えられた…

ps:母に捨てられたNSPのアルバム。それでも残った数枚は父が「美果子がいるかもしれないから、とっておけ」と言ってくれたらしい。おかげで今手元にしっかりとある。

2006/02/08(水) 幸せ抱いて
本日諸事情により、日記を書く時間が無くなってしまった。

明日は私の父の命日。
昨年の今日、危篤の電話をもらって病院へ駆けつけたっけ…
駆けつけると言っても、埼玉、ほとんど東京の新座市。
今年の雪ではどうにもならない。昨年はたいしたことなくて良かった…

今日は幸せ抱いて眠れそう…
とってもすてきな気分…
今夜、寝枕にすてきな夢が訪れますように。

2006/02/07(火) 高校生時代
♪人を愛し 想いをこめて 全てを 捧げたら
こんな すてきな ことはなかった♪


高校生時代、NSPが好きであった人なら誰でも感銘を受けたであろう「17才の詩」。
私もまさしくその一人であった。
自習の時などは友達と学校を抜けだし、近くの茶店でNSP談義。
茶店のママも心得たもので、片目をつぶって大目に見てくれた。
授業時間が終わる前には教室に戻って何食わぬ顔をしているのだ。
今から思えば幼稚なスリル感。それでもワクワクした高校時代。

決して品行方正とは言えない高校時代。
しかし校則違反は何一つしていない。
校則に書いていないことはやっても良い?という勝手な解釈をし、罪悪感を伴いながらのすり抜け行動。

しかし、何事にも真面目に取り組んだ。
生徒会活動も部活も勉強も恋愛も…
ただがむしゃらに、突っ走って、突っ走って、突っ走っていた。
時に夕暮れの教室に一人で泣いている私もいたけれど…
朝早くの教室で想いにふける私もいたけれど…
何しろ、全てが一生懸命で楽しかった高校時代。

今から思えば、このころから始まった私の暴走癖。
立ち止まることが苦手な私。
高校時代、暴走する私の背中を引っ張ってくれていた友達。
あなた達が今でも変わらずにいてくれることが嬉しい。
「ミカコ、相変わらずだね」というあなた達が、あの時突っ走っていた私のいた証。

私は今でも相変わらず走っているけれど、周りの景色を見ながら楽しんで走っているから、大丈夫…
それに今は若い時ほど早く走れないよ…
息が切れちゃってね。

2006/02/06(月) 雪景色2 全文紹介
今日はすてきな詩のご紹介。
Tigaのメンバーtomoさんの詩です。
曲もステキなんだけど、それはここではちょっと無理ね。
Tigaによる演奏も決まったようなので、その時をお楽しみに…


【雪景色】 詩:tomo♪

窓の外は雪が舞い 君からの手紙見つめていた

憂鬱な真白な景色 オレンジの光がとてもキレイで

泣かないで僕は側にいるよ

その両手が届くほどに・・

愛しくて・・ 切なくて・・

同じ時の中で

逢いたくて・・ 逢えなくて・・でも・・

想っているよ・・


降り続く哀しい雪が 手のひらの中でそっと溶けていく

遥か遠い空眺めて  心の想いが届くように

泣かないで 君はひとりじゃない

その笑顔に逢いにいくよ・・

愛しくて・・ 切なくて・・

溶け合う雪のように・・

逢いたくて・・ 逢えなくて・・でも・・

離しはしない・・  

 
時の彼方へ 二人・・一緒・・ これからずっと

幸せにするよ とても大切な君を


愛しくて・・ 切なくて・・

同じ時の中で

逢いたくて・・ 逢えなくて・・でも・・

想っているよ・・


愛しくて・・ 切なくて・・

溶け合う雪のように・・

逢いたくて・・ 逢えなくて・・でも・・

離しはしない・・ ずっと・・・
 


以下はtomoさんのコメントです。

見た人によって色々と内容が変わっていくこの詩。
僕の想い以上にこの詩を見た人の心に届いてそれぞれがそれぞれのストーリーを思い描いてくれたらいいな。。
詩や唄というのは生き物ですから全ての方にいろんな形で心に届くものだと信じています。 by tomoさん


tomoさん、すてきな詩をありがとう。
私は何もお返しできないけど、この詩を読んでくれた方どなたかが心にとめてくれて、一言何か足跡を残して下さったら、tomoさんにお届けしたいと思います… それがお返しになればいいのですが… 
読んだ方よろしくね。掲示板でも、mimi宛てメールでも何でもいいので… 読んだ足跡残して下さい。

2006/02/05(日) 残像
NSP本家に「残像」についての書き込みがあった。
何か足跡をと思ったが、ここに想いを置こうと思う。

アルバムRadio Daysのラストソング「残像」

♪いったい君はどこから生まれてきたの
いったい君はどこまでゆくつもりなの
愛しているよ 口にしないけど
声にならない気持ちだけを抱きしめている♪


天野さんの詞と同化した時に感じる旋律が流れる。
曲の中にある確かなムービーが天野さんの詞の魅力だと思っているが、この曲は違うようだ。
立ち上る想いの揺らめきだけで切ない心を書いている。
天野滋はただ者ではないと思わせる1曲。
大人の恋…
声にならない気持ち…
形のない温もり… それだけを抱きしめている と天野さんは歌う。
若い頃は天野さんの詞の後を追いかけていたが、今は隣を歩いている。
私もそれなりの歳ということなのか?
リアルタイムで詞と同化する喜びを抱きしめる。

昨日の「雪景色」By tomo
胸一杯になる詩、すてき。
日記に載せて良いか確認中。
先に見たい方はHANANCHIのBBSにアップされているので、見てきて下さい。
リンクから飛んで下さいな。

2006/02/04(土) 雪景色
曲の中に何を求めるか。
メロディー、リズム、バックの音、楽器、ダンス、空気、感性。
人によってそれぞれ違うだろう。
私の場合、なんといっても詞の中にある絵。
その絵が音と一緒になって動き出し、ムービーとして繰り広げられ、動画として成り立つ曲に心が動く。

昨夜そんな曲に出会った。
「雪景色」・・Tigaのtomoさんが作った曲。
初めて聞いたので一つ一つの言葉は未だ理解していないが、
初めてにもかかわらず耳に張り付いたフレーズ。

♪愛しくて 切なくて 逢いたくて 逢えなくて・・♪
 
もういやと言うほど見ている雪景色が、急に色合いを変えて見えた。

雪景色のあちらにぼやける逢いたい人は誰?
とても深い… 深いところに浮かぶ顔は誰?

二度と逢えない人達、逢いたいね。声の記憶が残るうちに、逢いたい… なのに逢えない…
遠くの人、逢いたい… 未来の期待に切なくはないが逢いたい想いは変わらない。愛しい人達。待っているよ。待っていてね。
近いのにとても遠くの人、逢いたくて…逢えなくて…

いろいろな人達の顔を思い出す。
一人ではない事を実感する。めぐり逢った人達に支えられ今ここにいる私。生かされている幸せ。
「逢う」・・すてきな響き。雪景色もすてきな景色に見える。

「逢う」という言葉ばかり思っていると、「逢う」のつく曲ばかりに出会う。
「あなたに逢いたくて」「逢いたくて」「逢いたい」そして「めぐり逢いはすべてを越えて」
私の頭の中、「逢う」という想いで充満しているようだ。
雪の冷たさに温もりが欲しいのかもしれない…

「雪景色」の歌詞全文、もうすぐ分かる予定。
味わって読みたい。
tomoさん、ステキな詩をありがとう…

2006/02/03(金) 雪=ブナの樹
吹雪、凍りつく景色、冷たい空気、降り積もってゆく雪、雪。
立春前日にして春の気配さえ感じられない。

ブナ林。
雪=ブナの樹の連想ゲームがいつしか身に付いてしまった。
温かな安らぎが雪の冷たさを忘れさせてくれるかのよう…
冷たい雪はもういらないよ。
欲しいのはブナの樹の温もり…
重なる樹々からこぼれる日差し…
雪の不安を消してくれる、樹の確かな存在感…
真っ白で不安な景色の向こうに、緑潤うブナが見える。
そちらへ手を伸ばしおずおずと歩いて行く。
この手に確かな樹の温もりを感じるのはまだ先の事。
その時まで、もう少し雪の冷たさに耐える。

ラジオから流れた曲「ただ逢いたくて」・・
初夏のブナの樹、本当に「ただ逢いたくて 」そのものだ。
しかし逆も真なり。冷たい雪があるからこそ、温かなブナが恋しくなる…そう思えば雪もいいものかもしれない。

今夜は冷たくて、冷蔵庫にいるかのようです。

♪雪解け水は冷たくて 浸かっているのはつらいけど♪

雪解け水はまだまだ先かな?
雪解け水の頃には白鳥が飛び立ってゆく。
その前に一度見ておきたいものだ…

2006/02/02(木) かえるfriend結成記念
近頃、何時に寝ても朝5時30分に必ず目が覚める。
なぜかわからないが、そこから同じ夢へと誘われる。
そこからしばし幸せな一時。
そして6時15分。無謀な目覚まし音と共に現実の一日が始まるのだ。
近頃のmimiの七不思議である…

−かえるfriendに好きな曲をお知らせ−
好きな曲、その時の感情で変わりますね。
私の不動の一位は

「見上げれば雲か」です。
自分への戒め、道を見失わないように、想いを雲に乗せて流すために、自分のテーマ曲にしてます。

あと…今は…
「海辺に語りて」
♪もしも地上に涙が消えて 誰の笑顔も永遠ならば 
 さすらう人に行き着く場所が 見つかるはずと あなたは言うの♪

このフレーズが心に染みます。ため息…

「夕陽を浴びて」・・歌ってもらえたら幸せ…

「僕のそばで」・・同じくこんな事言われてみたい…

と、夢見て宙をさまよいましたが、

「めぐり逢いはすべてを越えて」・・これにつきるでしょう。
シャキッとこれです。目と目があって感じ合わなければ!ネッ!

あとはね、「ひとやすみ」に入っている曲。全部。特に好きなのが2曲あるけどそれは内緒。当ててみて下さいな。

今の一番は面影橋ですね…

さてさて、かえるFriendさん、私の好きな曲で私が分かってもらえたかな?色々考えてみて下さい。
でも、原点「さようなら」「あせ」これは別格です。
ここから全てが始まったのですから…そうですよね。

2006/02/01(水) Me gusta…
スペイン!
私の大好きな国だ。
光と陰の二面性を持つ国。
サグラダファミリアの優麗さ。未だ完成に至っていない。
フラメンコの土の香りと情念のほとばしり。
歌、踊り、ギター、ハレオの四身一体で押し寄せてくる醍醐味。
いつまでも変わらないようなグラナダのアルバイシンの丘。
どこまでも続くオリーブ畑。
終わりのないひまわり畑。
安らぎのお茶、マンサニージャ。
ゆったり流れる時間。
人なつっこい人々。その分危惧も否めないが…
グレコ、ベラスケス、ピカソ…の圧巻の絵画群。
スペインが何故好きかを語らせたらまだまだ続くのでこれぐらいにしておこう。

そもそも何故スペインが好きになったか…
俳優の「天本英世」さんという方をご存じだろうか?
もう他界されたが、「仮面ライダー死神博士」と言えば、思い出してくれる人もいるかもしれない。
この天本さんは、スペインの詩人ロルカの詩をスペイン語、日本語の両方で朗読する唯一の方だった。
この朗読が実にすばらしい。
目を閉じると、そこにスペイン内乱の嘆きが繰り広げられるのだ。
景色が現れる感動は聞いた者にしか分からない。
天本さんを通してスペインを眺めているうちに、いつのまにか同化してしまった私の想い。
空の彼方にいる天本さんの朗読がもう一度聞きたい…
その語りを通して私に見せて欲しい…スペインの光、陰

天本さんにお会いした頃、私はまだまだ若かったですね。
今ならもっとうまくお話を聞けただろうと思います。
私は今あのころに戻っています。
スペインへまた行きたいですね。だいぶ変わった事でしょう。

天本さんから頂いたサイン。見て下さい。
気軽に絵まで描いて下さいました。

土臭さ、洗練されていない魅力。NSPっぽい?
Me gusta NSP&Spain.

Adios!


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