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2007/08/16(木)
夕闇を切り裂いて君に逢いにゆく
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子どもの頃の私には帰り道がたくさんあって 学校から祖母の家、祖母の家から自分の家、自分の家は退屈だからまた外へ。 ひとりでブラブラしているから同い年ぐらいの子どもの集団とすれ違ったりすると“あの子だれ?見たことないよね”なんて囁かれていたこと。(小中と祖母の地区の学校に通っていたから、自分の家の周りの子達とは接点がまったくなかった。向こうからしてみれば私はホント謎の人だ) よく散歩に行っていた大きな沼があって そこに着く頃には大概夕日が出ているし、水面に光が反射するしで 夕暮れ時のその光景がとても綺麗だったこと。 いつまでも見ていたこと。
“春を待つ”の演奏中、何故か急にそんなことを思い出して 私の頭の中はあの夕日でいっぱいになった。 自分でも忘れていたことだったから、思わず涙が出てしまった。 ちょっとだけさみしくなって、さみしくなることが何だか幸福で安心しちゃう感覚。 彼の音楽はあの時の光景にとてもよく似ているんだ。
もう小学生じゃない私は、よく帰り道に彼の歌を聴く。 やっぱりひとりで、街の雑踏を感じながらゆーきゃんの声を聴いている。
「NOISE McCARTNEY RECORDS LABEL NIGHT Vol.5 ゆーきゃん with his best friends/LUCKY LIPS Wレコ発」@Shibuya O-nest
セットリスト
1.プリズム 2.ラプソディ 3.真冬の兎 4.春を待つ 5.月曜日 6.詩月 7.エンディングテーマ (encore) 8.八月のブルー
http://www.myspace.com/akaruiheya
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