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2006/05/28(日)
流刑地より愛を込めて
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5:18 a.m.
最近は、この時間帯が一番好き。 大抵、雨が降っている。
ラボが死んでしまいました。 ラボとは、私が飼ってたミドリガメのことです。二十歳の誕生日に、友人から託された亀でした。 …何がいけなかったのかな? 死んでしまう直前は、元気で、食欲もあったのに…。 冬眠を終えたばかりだと、死んでしまうケースは少なくはないとも訊くし、やっぱりそれが原因だったのだろうか? 何にしても、ラボには悪いことをしてしまいました。私はもっと、ラボの成長を見届けたかった。 今日、バイトへ行く前に、埋葬してあげようと思います。
安らかに眠って下さい。 今までありがとう。
久しぶりに手紙が届いた。 住所が変わっていた。
『将来自分はスーパーのレジ打ちをしながら小説書く人になりたいです』
シンプルな便箋がたった一枚。ピンクのインクでそう綴られてあった。 君だったら、どの道に進もうと、きっと大丈夫だよ。何にしても私は君の味方だし。 何年も会ってない。 手紙を読み終え、今年の夏、サプライズで会いに行こうかしらん?などと考えてみたけれど、やっぱりそれはやめておく。 お互いもっとうんとトシを取って、再会するのも面白い気がするし。 何年先に会ったとしても、大丈夫だという自信があるし。
遠く 遠く ぼくらは行くよ 近く 近く 呼び合いながら
Cocco“手の鳴るほうへ”
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