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2006/03/26(日)
I know いたみ いのり
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最近、気分は中学生の頃に戻ったみたい。 (それは良いことなのか悪いことなのか、わからないけど)
だからなのか、夢の中に突然祖母が出てくる。 雨の朝、彼女は私に手袋を渡そうとする。 夢の中とはいえ、喋り口調が正に彼女そのもの。 さり気なく、人を気遣える優しさとか、憎めない可愛らしさとか…。
自分が歳を取ることは、さほど怖いことではない。
ただ、
ひとつ、またひとつ、自分が歳を取るに連れ、彼女の寿命も縮まっているのだという事実が、唯一怖い。それはずっと私が恐れていること。 リリー・フランキー『東京タワー』を読んで、自分の母親のことを思い浮かべたって話をよく聞くけど、私は、やっぱり思い浮かんだのはおばあちゃんのことだった。 母親には悪いけど。
自分の寿命をあげられるものならあげたい。
だけれどいつか、その日はやって来る。
別に今、祖母は大きな病気を煩っているわけではないし、元気なのだけれど。 でも、だからこそ余計に、その日が怖い。
“来ないで来ないで!イヤイヤ!!”
…心の中で、子供のようにダダをこねる。 (子供のダダはいつだって叶わないのにね)
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