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2006/02/04(土)
帰り道
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さっきね、猫の死骸を見てしまったの。 一瞬、見間違えたんだと思った。思いたかった。 でも本当だった。 埋めてあげたかったけどそこはコンクリートだった。そして人様の家の敷地内だった。 もしかしてその猫は、そこの家の飼い猫だったのかも…。 どうすればいいのかわからなかった。 数分間、そこで立ちんぼして、にゃんこを見つめた。 にゃんこ、目を閉じてた。口がだらんとしてた。
わかんなくて逃げ出した。
ごめんなさいってつぶやいた。
ごめんなさい。
下向いて歩いた。
寮の前のお店の外に繋がれてる白い犬と目があった。
下向いて歩いてたから、すごいびっくりした。
ワンコの瞳はとてもつぶらで、泣きそうなぐらい綺麗な色をしていた。
いま、部屋に着いたんです。
ただいま
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