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2005/12/24(土)
巻かれちゃったんだよ、竜巻に。
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胸になんだって溜め込んで
いつか耐えられなくなるんでしょ
誰のせいでもミスでもないけど
いつも何かを抱えちゃうんだ
この信号を右に入れば
君の家まで9キロメートル
なんて無意味な事ばかり
でも手に取れる1つの真実
悲しいと思う事はあるかい
幸せを感じられるのかい
例えなんてうまく言えないけど
リアルなんてのはこんなもんさ
トルネード竜巻“君の家まで9キロメートル”
05年の後半は、トルネード竜巻のアルバム『ふれるときこえ』を本当によく聴いて過ごしました。 も、毎朝聴きながら学校に通っていましたし、レコ発のワンマンライヴにも足を運んだ始末です。
こんなにも好きになってしまった理由。 楽曲が素晴らしいのは勿論のことなのです。が、やはり最大の理由は、
“アルバム全体の歌詞の世界観が、今の私にとても似ていたから”でしょう。
音楽を長い間聴いている人にだったら誰にでも、生涯において何枚か“その時の自分の現状にあまりにも似ていたために、特別思い入れが深くなってしまったCD”が出てくるハズでしょう。 そして、私にとって正にこの『ふれるときこえ』はそうなのです。
誰かと、あなたと、触れ合いたくて、でも自分の想いは絶対に伝えられなくて、同じ所をグルグルと歩き回って、結局すべて自己完結で終わらせて…
『ふれるときこえ』はそんな作品です。 そして私はそんな奴です。
ここで、一つだけ言っておきたいこと。
“私の現状”とはまた関係なく、このアルバムは名作だということ。 単純に気持ち良い音楽が聴きたい人、マニアックな音の面白さを味わいたい人、両者共に楽しめる一枚。必聴ですよ。
気付けば私は、普通にトルネード竜巻の大ファンになっていました。 女性ボーカルのバンドを好きになるというのは、私にとってとても久しぶりの出来事だったので、個人的にかなり嬉しかったニュースです。 私の中で“声”というのはとても重要なポイントを持っていて、いつも好みの女性ボーカルをなかなか見つけられなかったりするんですよね…。 だから、トルネードに出会えたことは、本当に嬉しかったんです。真祈子さんの歌声サイコー!! そして、トルネードの全楽曲と、約9割の詩を書いている曽我淳一さん。 私は、あなたの歌詞にいつも泣かされてます。 でも、それはいつだってとても心地良い涙なんです(胸が苦しくなったりするんだけどね、でもその痛みも嫌いじゃないんだ)
……ありがとう。
信じられるのは自分だけだって
みんな言っているのに
帰りたい場所がどこにあるかって
探してる
泣くのは構わない
今更なんて思わないで
ひとりじゃないからね
“ブレイド”
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